ちょっぴり 気温あがって ― 2020年05月21日 09時33分17秒
気象災害時の葉面散布
葉面散布には、生育を早めたり、登熟を早めたりという時間を短縮する効果があります。さらに 日照が不足して、根が伸びないとき、生育が遅れているときなどに活用すると回復を早めることが できます。とくに近年多くなってきた台風などの気象災害時にも大きな効果を発揮してくれます。 たとえば、台風(風害)によってリンゴなどの果樹が傷んでいるようなときは、肥料を散布して、 その後で葉面散布を行なうことで、樹勢の回復に役立てることができます。
有機栽培では、アミノ酸肥料や堆肥の他に、補助資材として微量要素やアミノ酸の葉面散布剤を 使うことがあります。 葉面散布は収穫物の品質向上や草勢や樹勢が弱いとき、根の機能が低下し たとき、生理障害が現われたときなどに、速効的な効果を期待して使われています。 アミノ酸は、 植物の葉や果実に使われる品質向上用のものよりも、発根作用を促進するものを使います。そして、 葉面散布して数時間のうちに根に運ばれて、翌日には何cmか根が伸びているくらい分子構造が小 さくて動きの速いものを使う必要があります。葉面散布は早急に手を打たなければならない場面で 使う手段だからです。 そして発根を促す葉面散布を行なうのは、根の周りのアミノ酸肥料やミネ ラル肥料を十分に吸えるよう根を伸ばして、その後の生育を助けることが目的なのです。
葉面散布剤でよくある思い違いは、葉面散布剤がチッ素肥料源として吸われて作物が元気になる のだということです。葉面散布のチッ素量は少ないから、そのチッ素が葉や茎、実のタンパク合成 に直接関わることは少ないのです。葉面散布で発根を促すから、それで肥料が吸われ、その肥料が 作物を大きくしているのです。((株)ジャパンバイオファームHPより引用)
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